2025年05月03日

音楽配信

浜渦正志さんプロデュースによる、Synthesizer V AI 夢ノ結唱 POPYとのコラボレーション楽曲「停止線上の障壁(バリア)」のデジタルリリースが本日より開始!

浜渦正志さんプロデュースによる、Synthesizer V AI 夢ノ結唱 POPYとのコラボレーション楽曲「停止線上の障壁(バリア)」のデジタルリリースが本日より開始!
是非チェックしてみてくださいね♪

音楽配信サービス一覧

https://bmu.lnk.to/POPY_Barrierwe

※一部サービス順次配信開始

楽曲・クリエイター紹介

Poppin'PartyのGt.&Vo.戸山香澄の歌声を深層学習等のAI技術を使い声質・癖・歌い方をリアルに再現した音声合成ソフト『夢ノ結唱 POPY(ポピー)』を使用した楽曲。

浜渦正志(作曲家)

1971年ドイツ・ミュンヘン生まれ。東京芸術大学音楽学部声楽科卒業。

数々のゲーム、アニメ、劇場映画、CM等、様々な媒体に楽曲を提供、また数多くの室内楽曲・オーケストラ作品・現代音楽も発表している国内外で広く活躍している。作品は東京フィルハーモニー交響楽団、ロイヤルストックホルムフィルハーモニー管弦楽団(スウェーデン)、ロンドン交響楽団、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(イギリス)、ヴッパータール交響楽団(ドイツ)他、世界各国で演奏されている。自身が参加・プロデュースする音楽ユニット「IMERUAT」では楽曲制作の他、写真、ミュージックビデオ、アートワーク、脚本等も手掛け、監督したMV作品は数多くの映画祭で最優秀賞受賞、入選を果たす。

主な作品:ゲーム音楽「ファイナルファンタジー」シリーズ「サガ」シリーズ、アニメ「クラシカロイド」「不滅のあなたへ」(エンディングテーマ)「貧乏神が!」、映画「くまのがっこう」「台風のノルダ」、企業音楽「SONY α CLOCK」「丸山珈琲」「シャルマン」等。

 

クリエイターコメント

いつも思い切ることが出来ずにずっと停滞している。忙しさや娯楽にかまけて時間だけが過ぎる。そう考えるているうちにだんだん「一度きりの人生でこんなことで迷ってるってバカバカしくないか?」と思えてきて。そうだ、「行くよ世界の果てまで!」なんてストレートに叫んだって恥ずかしくはないはずだ!よし…!でも、ちょっと待て。暴発だけはしないように気をつけないと。冒険するからこそ慎重さもあってしかるべき。闇雲にやったって失敗するだけだし。左右(世の中)をよく見て、もう一度見(確認し)て…。と、結局石橋を叩きまくってちっとも渡らない。いつの間にかまた時間ばかりが過ぎる日常に戻っていく。…といった人生の悲しさを歌っています。とりわけ「生涯の時間を浪費してしまったのでは…と軽く焦燥する、自分を含む我々の世代」への賛歌です。こういった歌声合成ソフトを使って作曲するのはこの曲が初めてでした。制作環境を整えるうち、私よりずっと若いボカロPの先輩方の世界の存在が徐々に近く見えるようになっていったのですが、そこで驚いたのが皆さんの作る作品のクオリティの高さと、そして何より「自由さ」でした。技術はもちろんのこと表現への想いが凄くてついていけない。中には作曲から演奏、ミックス、さらにはMVまでオールインワンでこなしてしまうような人もいる。なんて情熱が半端ない世界なんだと。…自分とのこの差はどこで生まれたのか?自分が若い頃はどうだった?「受ける曲を書きなさい」「逸脱しない曲を書きなさい」って誰に言われたわけでもなく怯えていたな。一番吸収力のある10代なんか「素人が作曲とか勝手なことをしていいのか。悪いことでは?」と思い込み、親に3年も隠れて曲を書いていたけどそんなの相当おかしかったんじゃないか?我が家には特別通俗道徳や社会規範がバリバリ響いていた環境もあったりしたのか?…ってそれは言い訳なのか?…って考え方もどうかしてる?などとグルグルと考え込んでしまいました。しかしやがてそれを吹き飛ばすくらいの影響をボカロPの世界、そこから広がってMVを作る人たち、絵師の方々など、若いクリエイターの皆さんから受けたのでした。「好きなように、自分でやりたいように作ろうぜ!」と言われているようで…。私は身の程云々の考え方まで吹き飛ばしてもらえて、とうとう10年ぶりくらいに自分でミックスを行いました。「耳が悪い自分がミックスなんてやっちゃいけない」から「今そこに鳴っている曲が気持ちよくて仕方ないところまでやったれ」に変わったのでした。ここにたどり着くのに一年、曲の完成に約一年もかかりましたが…石橋を叩いて叩いて叩き壊して渡れなくなる日々に別れを告げる一歩になったように思います。